9月24日
母は、
外出するのは、通院するためだけで
車いすを使えない場所では
誰かに支えてもらって
やっと歩ける状態になってしまいました
お彼岸の入りの日
母は
お墓までは行けないので
仏壇に掌を合わせたい・・・と
父と一緒に来てくれました
えりなの写真をジッと見て
しばらく泣いていました
母の夢には
よく、えりなが笑顔で励ましてくれているそうです
えりなは孫のなかで(7人)
1番両親にいろんなところに連れて行ってもらい
行く神社仏閣で掌を合わせてから、美味し物を食べさせてもらっていました
大切にしていただき幸せでした 「そうだよね えりちゃん」
最後の入院中は
毎週土曜日にお見舞いに来てくれていました
来るたびに父が
「えりは、べっぴんさんや」と言ってくれていました
えりなは照れながら
「え~っ!?・・・」 と首をかしげていました
小さな頃から、チアノーゼで土色になった顔を
「汚い!」 とか 「気持ち悪い!」 「ゾンビ!」 など
どうにもならないことを言われてきた
えりなには 「べっぴん」 と言われても信じられなかったと思います
両親が帰ったあと
えりなが 「じーちゃんは、こんなんで可哀想と思って言ってるんでしょ・・・」と
聞いたことがありました
以前にも書いたように
フォンタン型手術をしてもらってからは
「こんなに色白だったの~!」 と、びっくりしました
辛い入院生活でしたが
私にも、えりなが輝くように可愛く 「べっぴんさん」に見えていました
えりなに
「じーちゃんは、本当にそう思っているとおもうよ」 と答えても
「ホントかなぁー?!」 と言っていました
「本当だよ! べっぴんさんだったよ」
笑顔で写ったえりなの写真を見つめながら
えりなに言いました