人気ブログランキング | 話題のタグを見る

えりなの思い出詰まった日間賀島



3月9日


いつか行ってみたいと思っていた「日間賀島」へ行ってきました

娘がお泊りのある学校行事に

初めて参加でき、とってもよろこび思い出が詰まった場所が

「日間賀島」でした



主人が先月、「ふぐを食べに日間賀島へ行くか!?」と誘いました
 
・・・「日間賀島」


小学4年?!の時、自然体験学習で「青年の家」に一泊2日の行事がありました

2日間の予定表をえりなから受け取り、

何とかみんなと同じように参加できないか考えていました

えりなは、みんなとお泊りすることを1番たのしみにしていました



車いすが使えない場所が多く、体力の無い私だけがえりなに同行しても

役にたたないので主人に仕事を休んでもらい

森でのスタンプラリーなど野外学習では、えりなをおんぶして同行するのは主人で

館内・宿泊棟の部屋移動などは私が同行したらいいのではないか!?

夜中、えりなに何かあっても自宅から車で40分程で行ける距離でしたし

すぐ駆けつけることができないことが先生方のご心配でしたら

管内で私が宿泊するか、駐車場など車でずっと近くに待機していても良いかと・・

何とか、えりなも宿泊させて頂きたいと思っていました

いつものように、えりなを迎えに行くと担任から話があると言われ

「心臓病のえりなさんに何かあってはいけないので、宿泊はご辞退いただきたいと

学年の教師での会議で決まりました」と、言われました

「えりなは今まで就寝中に苦しんだり何かあったことはありませんし

先生方のご心配いただくお気持ちは有難いのですが、主人も休みを取って

えりなの移動など、みなさんにご迷惑をかけないようにしますので

・・・(主人と相談していたことを話して)

それでもえりなに何かあったとしても親の責任で

学校には一切の責任はありません・・・そう一筆書かせていただきますので

どうか参加させていただけないでしょうか・・・」

もう一度

学年の先生方に親の気持ちをお伝えいただきお願いしてもらうことをたのみました



保育園の入園の申し込みの際も

重度の心臓病ということで断られた時、担当の職員に

「えりなを同じ年頃の子のように、いろいろな体験・経験をさせてあげたい。

始めは私共も心臓に負担がかからないように・・・一日でも長く生きていてほしいから

保育園に行かなくてもいいのかなぁと、思ったことがありますが

いつも一緒に遊んでいた子が入園したときに

「えりちゃんは誰と遊べばいいの?!・・・」と、ワァワァと泣く姿をみて

何もしないで、ずっと生きていてほしいと思うことは

えりなは望んでいない・・・本当の幸せではないのではないんじゃないかと

思うようになりました。えりなを一つでも多く同じ年頃の子が体験することを

させてあげたい 是非入園の許可をいただきたいです」と再度お願いしました

翌日、園長先生と担当者がおみえになり園長先生に入園を丁寧に断られましたが

同じ事を園長先生にお話しして最後に

「園内でもし、えりなに何かあったとしても一切親の責任で

園には責任を問うことはしませんし、そのことを一筆書かせていただきますので

どうぞ、えりなを同じ年頃の子と同じ体験をさせてください」

「もし、私がそばに居た方が園としてご心配が無くなるなら

園で見守っています・・・」と、気持ちをお伝えしたら園長先生が

「わかりました。えりなさんをお預かりいたします。お父さんとお母さんの

お気持ちがわかりましたので一筆も書いていただかなくてもいいです」と

おっしゃってくださいました 親の気持ちを汲んで下さった

園長先生の御心が嬉しくて、深々と頭を下げてお礼を申し上げました

えりなが小学校に入学してからも、いろいろな行事に参加させていただくために

親の思いをお話しして、私が同行という条件で参加させていただいていました


自然体験学習で「青年の家」に一泊2日の行事は

お泊りはどうしても心配だからと断られ、夜の自由時間までの参加となりました

主人とロビーにいると

夕暮れのころから、学校の別の学年の先生方が何人かおみえになり

1・3年の担任でお世話になった先生が両手いっぱいのお土産を持って

少し照れたように

「お疲れ様です・・・今日はこちらにいる先生方の激励に来ました」と

事務所に入って行かれました



夜の自由時間が終わる頃、えりなを迎えに部屋に迎えに行くと

みんなは就寝の準備をキャーキャーとたのしそうにしているなか

えりなは寂しそうに帰り支度をしていました

そして、車に入ると声をころして泣いていました

どうしても宿泊を許されなかったのは、これかもしれない(激励会)・・・と、思い出すと

何て、理不尽な・・・と

えりなの涙が不憫でなりませんでした

小学校の修学旅行も、先生やみんなに迷惑がかからないように

私共が同行したいと言っても断られたので

修学旅行より素敵な家族旅行で我慢してもらおうと先に北海道に行きましたが

家族旅行は家族旅行

みんなとお泊り出来る事とは別物だと、わかりました


中学2年、「日間賀島の海の体験学習」で一泊二日の研修がありました

お泊りなので当然、えりなの参加は学校から断られるものだと

えりなも私も思っていました

或る日、えりなの体調が悪く保健室に迎えに行った時に

保健室の先生、養護教諭が「えりなちゃん、日間賀島たのしみだね~」と

えりなに言われ、えりながキョトンとした顔をして私をみつめたので

「えりなは参加できないですよね?!・・・」と私がお聞きすると

「どうしてですか?!・・・」と・・・えりなと私の二人はビックリして

「お泊りなので参加を断られると思っていました」と言うと

「いっぱい引率の先生がいますし、私もいますから大丈夫ですよ~」と云って頂きました


諦めていた「日間賀島の海の体験学習」

参加させていただけて大喜びのえりなでした

実際、お泊りが嬉しくって夜遅くまで浜辺でお友達と話していて

先生に「誰がいるんだぁー!」「民宿に戻れ!」と注意されたことも

とっても嬉しそうに話してくれた日間賀島の思い出の一つです


島は1周、自転車で20分ぐらいで廻ることができました




えりなの思い出の地「日間賀島」に

1度は行ってみたいと思い続けていました

主人に、「日間賀島へ行くか!?」と誘われてから1ヵ月程

心の中はいつもソワソワしていました

船から島が見えてからは、えりなのことで胸がいっぱい!

どこを見ても、えりなもここを見ただろうか・・・

どこら辺を歩いたんだろう・・・

露天風呂から眺める海も何もかも、えりなに繋がりました

心の中で、えりなにいっぱい語りかけていました

えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_21264622.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10242479.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10243904.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10245738.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10250817.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10252512.jpg


ここが夜遅くまでお友達とお話をしていた浜辺!?
「きっと、ここだ・・・」
砂浜に足を下した時、ジーンと胸が熱くなりました

えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10253541.jpg

えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10254534.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_22555289.jpg



小・中学生が町を綺麗にゴミ拾いをしていました
ホッとする眺めでした

えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_22553432.jpg



主人が予約してくれていた旅館の御馳走
ふぐのコースと伊勢海老・あわびのお造りなどです
(鍋の写真を撮るのを忘れちゃいました)
とっても美味しく堪能できました

えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10260346.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10261526.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10262826.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10263888.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10270408.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10271256.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10272195.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10272906.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_10274528.jpg
えりなの思い出詰まった日間賀島_a0243064_22531372.jpg

えりなのたのしい思い出の地「日間賀島」に行くことができて

主人に感謝です


今日も「小さな棲家」にお越しいただきありがとうございました



にほんブログ村 花ブログ ナチュラルガーデンへ
にほんブログ村



by 0102mayu | 2014-03-10 01:23 | 娘のこと

小さな家に思い出がいっぱい。心地の良い空間に包まれ過ごせたら・・・


by mayu