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願いを叶えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです

2月14日


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        「いつどうなっても、おかしくない状態」だと・・・言われてから
         
        「えりちゃん、皆んなみたいに『メイク・ア・ウィッシュ』さんに何か
        願いを叶えてもらえるんだったら、何をお願いする?・・・」と聞いてみました

        『メイク・ア・ウィッシュ』
        難病と闘うこどもが持つ夢を叶えてくださるボランティア団体です
        いかなる政治的宗教的団体にも属さない非営利団体です
        海にいる本物のイルカと一緒に泳いで遊びたい・・・
        ディズニーワールドに行きたい・・・
        有名な歌手・メジャーリーガーに会いたい・・・など、難病のこどもの
        夢の実現に向かっていこうとすることで病気と闘う勇気や
        生きようとする力を得てほしい、という願いが込められているそうです

        「何かない?・・・」と聞くと
        「えりちゃんより体の悪い子が先に願いを叶えてもらって・・・」
        そう答えたえりな・・・・・涙がでそうでした
        そうじゃない・・・えりちゃんだってお願いして叶えてもらおう・・・
        何が願いなのか言って・・・そう心で思いました
    
        「皆んなが願いを叶えてもらえるのとは違うから、頼むだけ頼んでみよー」        
        「えりちゃん、何かない?・・・」と聞いても「うんんん・・・」と首を振りました
        ディズニーランドに行くのが好きでしたので
        「ディズニーランドに連れてってもらう?」って聞きましたが
        「うんん・・・いい」でした
        「何かない?・・・」と、もう1度聞くと
        「家に帰りたい・・・」と小さな声で言いました

        好きなタレントに会いたい・・・とか
        どこかに連れて行って欲しい・・・とか、言って欲しかった

        『メイク・ア・ウィッシュ』さんに、とにかく申し込んでみようと思いました
        審査があるそうなので、願いを叶えていただけるのか分かりません・・・
        願いを叶えていただけるか、お返事をいただくまでに
        えりなの願いが変わるかもしれないと思っていました
        申し込みをして事務局の方がお二人、えりなの病室のベッドの所まで
        来て下さりました 初対面なのに緊張しないように色々話し掛けていただき
        和んだ後に
        「えりちゃん(私にえりなを呼ぶときに、どう呼んでいるのか先にお聞きに
         なられました)は何か願いがありますか?」と尋ねられました
        えりなは前に私に言ったように
        「えりちゃんより体が悪い子の願いを叶えてあげてください」と答えました
        「えりちゃん、そんなに遠慮しないで、何か願いを言ってください」と続けられ
        「えりちゃん、好きな場所はありませんか?」と聞いてくださったので
        私が「えりちゃん、ディズニーランドが好きだから連れてってもらう?」
        「クリスマスバージョンのディズニーランドへ行ったこと、無いもんね・・・」と
        言ったあと、えりなが首を降り「うんん・・・」
        「家に帰りたいです」と答えました
        事務局の方が
        「えりちゃんの願いをお手伝い出来るか出来ないかを先生にお聞きしなくては
        いけないので、3つ願いを聞いていい?・・・
        じゃ~1番が家に帰りたいで、2番は何にする?・・・」えりなが答えないので
        「2番はディズニーランドにしておこうか~・・・
        3番目は何かありますか・・・」とお聞きくださいました
        でも、えりなは「いえ、無いです」と答えました
        私は「もっと・・・もっと
        甘えてみてもいいのに・・・」「甘えてほしい」と心の中で叫んでいました 
                       いまでも、その時の遠慮していたえりなを思い出すと涙が溢れてきます

        数日後、事務局の方が返事をしにおみえになられました
        「えりなちゃんの体では今、ディズニーランドへ行くことは難しいと先生が
        おしゃいましたが、えりちゃんの体が良くなったら必ずディズニーランドへ
        行ってもらいますね。約束します」と指切りしてくださいました
        「今回はえりちゃんを家にお連れします」と言われ
        あとの打ち合わせは主人として下さりました

        事務局の方が帰られたあと
        「えりちゃん、本当に家に帰るだけでいいの?」と聞くと
        「家で普通に4人で一緒にご飯を食べたい・・・」と答えました
        望みが・・・
        家族と「一緒に・・・」 そう思っていてくれていることに
        親として本当に嬉しく、より一層愛おしいえりなでした

        主治医に
        「今、自宅に帰ることは危険です」
        「自宅に着く前に心臓が止まるかもしれません・・・」
        「無理です」と言われても、どうしても家に帰らしたい・・・と思っていたので
        とても有難かったです
        主治医も
        「えりなちゃん、1度家に帰ってみる?」と言って下さり
        えりなは「はい」と笑顔で返事をしました
        「家に帰らせられる!」と心から感謝しました
        
        抗生剤は行く直前に入れ一泊して病院に戻ったらすぐ入れる事に
        していただき、携帯ポンプを使い24時間の点滴をして携帯ポンプに不備が
        あった時用に予備の携帯ポンプを持たせてくださいました
        自宅に帰ったのはクリスマス前でした
        『メイク・ア・ウィッシュ』さんが自宅では沢山のボランティアの方が
        ディズニーランドに行った気分になれるように準備をしていただいていました
        玄関に入るなりミッキーやプーさんの電飾、大きなクリスマスツリー等
        大きなスクリーンにエレクトリカルパレードの映像まで流して下さっていました        
        何よりビックリしたのは、福祉バス(こちらも準備してくださいました)から
        降りると、パレードの音楽が流れていて、荒れていた庭にお花を植えていて
        くださっていて、鉢にはパンジーを使いミッキーの顔のように植えてあり
        木やアーチにクリスマスの電飾がしてあり点灯してありました
        えりながそれを見て「ワー!」と喜びの声を出しました
        私も感激して涙が出ました
        こんなにしていただいていたとは思ってもいなかたから・・・
        本当に多くの方に気持ち良く準備をしていただき、えりなが喜ぶように
        夢のような自宅にしていただき家族感謝・感謝でした
        「家に帰りたい」とえりなの願い・・・
        えりなの願いを叶えてやりたい・・・
        どんなことをしても・・・どんなことになっても・・・と願っていた
        このように願いを叶えてくださった医師・看護師さん
        そして『メイク・ア・ウィッシュ』さんには
        有り難くて言葉で言い尽くせないほど感謝しています

        自宅に1キロをきった見慣れた場所に来たら
        えりなが「もうすぐウチだぁ~」と、染み染みと言いました
        その場所はえりなが亡くなってしまって始めて通ったときは涙が溢れました
        家に帰れたのは、亡くなる1ヶ月程前でした

        
        今日もハチャメチャな綴方になってしまいました
        最後までお付き合い下さってありがとうございました


   
         
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by 0102mayu | 2013-02-14 02:08 | 娘のこと

小さな家に思い出がいっぱい。心地の良い空間に包まれ過ごせたら・・・


by mayu