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最後の入院

2月3日

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            『フォンタン型手術』をしていただいたお陰で
            やっと、普通に近い生活ができるようになったのですが
            術後3ヶ月頃から、イラついたり大きな声を出すようになりました
            一度も反抗期らしいものが無く来た事もあり
            戸惑い・・・でも、これは遅がけですが反抗期が来たと喜ぶべき!?
            と・・・
            それにしても、すぐイライラして反抗してくるえりなに
            「何で・・・」「どうして・・・」と思い続けていました
            2・3度、二人で大きな声で言い争ったこともありました
            
            その頃から、手術して良くなったと思っていた身体がえらくなり
            すぐ「ハァ…ハァ…」息切れし出したそうです
            その間、お友達とお買い物や夏まつりに出掛け楽しんでいました
            
            術後に行った家族旅行でも歩いていて「えらい」と言っていた時が
            ありましたが、まさか術後3ヶ月で悪くなっていると夢にも思っていな
            かったので「そんな事ないって!」と言った自分が残酷でした
            何でその日「えらい」と言った時から
            注意深くえりなを見てあげなかったのか・・・
            心臓が悪くなても手術のお陰で汚い血と綺麗な血が混ざらなくなった
            のでチアノーゼが出なくなり気づくことが出来ませんでした
            えりなはまた心臓が悪くなっているんでは・・・
            お母さんに言ったら学校を休まなきゃならなくなるのでは・・・と
            いろいろな不安と心配のなか
            何かがあると、すぐアタっていたそうです

            術後半年過ぎ、とうとう限界が来てしまいました 
            身体を前屈みにして4・5歩ゆっくり足がでる程度・・・    
            でも、この時は歩けなくなった状態でも                   
            先生に診ていただき強心剤を増やしていただいたら・・・大丈夫!?
            また、普通に歩けるようになる!と思っていました

            学校には「検査入院のためしばらく学校をお休みします」と連絡をいれ
            入院しました

           
            検査が始まり心電図では「異常が見つからないです」と
            なかなか、えりなの心臓がおかしい状態をわかって頂けませんでした 
            歩けなくなり頑張って歩くとしたら
            身体を前屈みにして4・5歩ゆっくり足がでる程度なのに・・・
            そのことを言って「心臓がおかしい」と何度訴えても
            うすら笑いして
            「心電図を見てもらったら異常がないことが解ってもらえます」と言われ
            「どうして先生はこんなにえらいのに解ってくれないの・・・」と言うと
            「強心剤を止めて心臓の状態を診てみましょう」とお薬を止められたら
            翌日からベッドに横になっているだけでも            
            「ハァ…ハァ…」息切れし、悶絶しだしました
            「えらくて入院したのにどうして余計に苦しくなるの・・・」と
            なかなか主治医に解って頂けないことが悔しくて泣きました
            心臓グループの他の先生は「えりちゃん、わかるよ・・・」
            「僕らは、えりちゃんがえらいことわかっているよ・・・」と言われました
            医師もたて社会で上の先生にはものが言えないのは分かりますが
            苦しんでいる患者には辛い話でした
            主治医の回診時に繰り返し「えらいのはどうしてですか・・・」と
            息をきらして訴えるえりなに怒ったように
            「少しえらいですけど運動負荷心電図をしてもらって結果で判断します」
            と言われました 「どんな検査ですか」と尋ねると 
            動くベルトの上で徐々に速度を増し、傾斜をつけた状態で歩行したり
            駆け足をしてもらいながらの検査だと言われました・・・
            二人になってから「えらいのに歩いて検査するの!」と言うえりなの
            言うことも最も!ですが「これをしたら絶対解ってもらえるから頑張って」
            「先生が傍に居るから、えらくなった時にはすぐ助けてもらえるから・・・」
            と話し納得してくれました
            検査中歩くだけで脈拍数が190ぐらいになり
            案の定、とんでもなく心臓に負担がかかり、えらくなり倒れました
            点滴から強心剤を入れてもらい落ち着きましたが
            
            薬の量を調節して、それと同等の飲み薬に替えると説明がありました
            2・3日で心臓が落ち着き、飲み薬に変更したら
            またえらくなってしまい点滴の強心剤を入れました
            その時は前の量より多くしないと良くならなくなりました        

           
                  いつも長々と書き留めていますが
              最後までお読みいただきありがとうございます
                   この続きは次回に

            
  
         
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by 0102mayu | 2013-02-04 00:16 | 娘のこと

小さな家に思い出がいっぱい。心地の良い空間に包まれ過ごせたら・・・


by mayu