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『フォンタン型手術』を無事終え・・・

1月30日 晴れ


『フォンタン型手術』を無事終え・・・_a0243064_22251594.jpg


           『フォンタン型手術』を無事していただき
         執刀医をはじめ手術に関わってくださった医師・看護師さん方々には
       言葉で言い尽くせれない程、感謝の気持ちで合掌しながらお礼を言いました
           
             ICUに面会を許されえりなのベッドに近づくと
        気道に挿管されている気管チューブが呼吸器に連結されていたり
        点滴や検査機器モニター等のコード、水抜きチューブが4箇所に
      排尿チューブ、血液中に溶解している酸素量を測るサチュレーションなどで              
              頑張ったえりなの手を握ることも出来ない程でした     
           
           心臓が安定せず、ICUで10日近く治療をしていただき 
               術後が大変な状態も精一杯頑張って乗り切り
          病院に大変お世話になりながら退院することが出来ました

            「普通に近い生活ができますよ・・・」そう言われたとおり
           驚く程、歩けるようになり途中心配で「大丈夫!?・・・」と
              顔を見たり声を掛ける程歩けるようになりました
        そして、1番ビックリしたのは「えりなはこんなに色白だったの!?」でした

              チアノーゼで顔や手足が土色のようで子供ばかりか
              大人の方からもビックリした顔でジロジロ見られ
             「汚い」とか「怖い」・・・「出歩いてていいの・・・」とか
         随分、傷つく言葉を幼少の頃から言われていてもジッと耐えていました
                特に、冬の寒い時期にはチアノーゼが酷くなりました
                  えりなは外出中、すれ違う人がいると
         コートの袖の中に手を隠し、コートに入れた手で顔を覆うようにしていました
                 えりなが5歳の時にその姿を目にした時は
          人目を気にして、えりななりに考えて隠しているんだなぁ~と思いました
                近くに行き「えりちゃん、どうして顔を隠すの?」と尋ねると
         「みんな、えりちゃんの顔見るとビックリするから・・・」と答えました
     いじらしいえりなに涙が流れそうになりましたが必死でこらえ、えりなに言いました
           「えりちゃん、何にも悪いことしてないから
                   そんな事しなくていいよ」と・・・後ろを向いて涙を拭きました
          それでも、やっぱり人にジロジロと見られると顔を覆う仕草をしていました
                申し訳ない気持ちと健気なえりなが愛おしくて
                その時のえりなを思い出すと涙が止まりません

             保育園でも「女なのに顔が青い」とか「汚いからあっちへ行け」と
                   見たまま感じたままの事を言われ
              学校に通うようになってからは、もっともっと辛い言葉を浴び
                        傷ついていました
              でも、逆に身体がシンドくて歩けないで、かがんでいると
                   おんぶをしてくれる子がいたそうです
            小学校の1・2年生の時には男の子までおんぶをしてくれたそうです
                   有難くって・・・嬉しくって・・・親子で感謝しました
                優しい子が居てくれたお陰で学校に通えたんだと思います

           
                   術後、1ヶ月は自宅で身体を慣らし
                  それから学校に通うようになりました              
              お友達とお出掛けしたり、放課後おしゃべりしたりと
                  普通に皆んなと同じように生活ができ
                    それはそれは毎日が楽しそうでした

             ・・・その楽しい普通の生活が出来たのは半年でした

                「少し、太った?!・・・」と術後3ヶ月後ぐらいから
                思っていたのは、心不全が始まっていたからでした
                 
        半年よりも、もっと早くから身体がえらくなり歩けなくなっていたそうですが
               私にそれを話すと学校を行けなくなると思い
                        黙っていました
           「学校でえらくなると這って移動していた」と後になって聞きました

                   学校への送り迎えは車でしていました
          学校へ通えた最後の日、迎えに行くと校門でお友達と座っていました
           いつもなら車を見かけると、すぐに車に来て乗り込むのですが
               いつまでも座っているので、傍まで行くと
                  しんどい顔で 「歩けない」と・・・
               車を2・3歩程の近くまで移動してドアを開けても
            身体をエビのように曲げてやっとの思いで車に乗りました
                    『どうしちゃったんだろう・・・』
                    『どういうことなんだろう・・・』
             不安な気持ちで家に辿り着き、おんぶして家に入りました
        お友達と遊ぶと言って一緒に家まで来てくれたのですが無理なことが分かり
                  お母様にお迎えに来ていただきました

                        この時は
                   少し休んだら大丈夫!?なんだろう・・・
         先生に診ていただき強心剤を増やしていただいたら・・・大丈夫!?
                  でも、おかしい・・・変・・・大事だと不安で
                主治医に電話をして症状をお話しすると
             「検査入院出来るよう予約を入れときます」と言われ
       学校には「検査入院のためしばらく学校をお休みします」と連絡をいれました

                   この入院が最後の入院になりました


             今日も長々と綴りました・・・お付き合いありがとうございました
                      続きは次回にしたいと思います


  
         
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by 0102mayu | 2013-01-30 23:10 | 娘のこと

小さな家に思い出がいっぱい。心地の良い空間に包まれ過ごせたら・・・


by mayu